2017,8,12~15表銀座縦走 4日目穂高岳山荘~奥穂高岳~前穂高岳~岳沢~上高地

北アルプス表銀座縦走も、今日で4日目最終日です。

今日も小屋の朝食を頂き、支度していると、外は雨だと奥さんから告げられた。

そもそも雨は最初から想定していた。この三日間が良過ぎただけなのだ。

ザックカバーを掛け、小屋を出ると雨は降ってはいたが小降りだった。

今日は昨日の大キレットに比べると、危険度は断然低い。

慎重に下れば、危険はそれほどではないと思う。

一方で、大キレットに行く方の中には断念していた者もいた。

賢明な判断だろう。

2017,8,15前穂高吊尾根-1
降りが弱いので、カッパの上だけで行けそうだ。
時間もそこそこある。ゆっくり慎重に進もう。



2017,8,15前穂高吊尾根-2
奥穂高岳山頂。記念撮影はない。



2017,8,15前穂高吊尾根-3
ここから前穂の吊尾根に入って行く。



2017,8,15前穂高吊尾根-4
長いいクサリ場があった。雨で渋滞があり停滞を余儀なくされる。
原則は、クサリの支柱と支柱の間に一人だけ。
ゆっくり見守り、必要なら声掛けをする。



2017,8,15前穂高吊尾根-5
吊尾根の先の前穂高岳は、見たかったが叶わなかった。



2017,8,15前穂高吊尾根-6
雲の切れ間から、上高地や霞沢岳が見える。



2017,8,15前穂高吊尾根-7
吊尾根の最低コル



2017,8,15前穂高吊尾根-8
紀美子平に着きました。雨は心配ありませんが、いかんせん眺望がありません。
奥さんと相談して、登頂は諦めました。しかし紀美子平ってちょっと変わった名前です。
家で検索したところ、


昭和25年頃、今田重太郎氏が妻のマキ、幼少の娘、紀美子をともなって重太郎新道を拓いたそうです。

山腹にテントを張り、娘紀美子をテントに寝かせながら作業したそうで、

いつしか重太郎新道ともども、こう呼ばれるようになったらしい。


2017,8,15前穂高吊尾根-9
紀美子平を岳沢側に回り込むと、すぐクサリ場になっていた。
スラブのような岩なので手足掛かりが少ないため、岩を削っていた。



2017,8,15前穂高吊尾根-10
そう云えばこんな感じの所を通ったのを思い出した。
去年ジャンダルムを越えた時通った間ノ岳の逆層スラブだ。
好天時でもフリクションは効きづらいのではなかろうか?



2017,8,15前穂高吊尾根-11
短いハシゴだが垂直に立っている。
その後も岩肌をトラバース気味に進むので要注意だ。



2017,8,15前穂高吊尾根-12
毎年北アルプスでは、雷鳥の姿を見ることができたが、
ことしは出会うことはありませんでした。



2017,8,15前穂高吊尾根-13
重太郎新道なかなか手強かった。想像以上に岩場が続く。長い!



2017,8,15前穂高吊尾根-14
岳沢小屋の赤い屋根は以前から時々見えているが、なかなか近づいてくれない。
西穂からの稜線は、ついに一度も見ることは出来なかった。



2017,8,15前穂高吊尾根-15
ここからは上りと下りに分かれます。岩と土の交じった厄介なところです。



2017,8,15前穂高吊尾根-16
ジョイント部分が曲がってしまっている長ハシゴ。
足を差しそこねる可能性があります。確実に三点支持で折りましょう。



2017,8,15前穂高吊尾根-17
長~い重太郎新道が終わればそこが岳沢小屋です。
ヘルメットはここで外しました。上高地までは2時間弱掛かります。



2017,8,15前穂高吊尾根-18
胸突八丁ノ坂を下る。



2017,8,15前穂高吊尾根-19
顔を近づけると正しく天然のクーラー。涼しい!



2017,8,15前穂高吊尾根-20
岳沢の地中を通って来る水は本当に綺麗です。飲めるそうです。



2017,8,15前穂高吊尾根-21
河童橋を渡ればもう上高地です。
バスのチケットを確保した後、小梨平に戻り風呂に入りビールで乾杯しました。
ハードな表銀座縦走でしたが、二人とも良く歩けました。お疲れ様でした。
スポンサーサイト
[ 2017/08/20 18:48 ] 北アルプス | TB(0) | CM(0)

2017,8,12~15表銀座縦走 3日目槍ヶ岳山荘~大キレット~北穂高岳~穂高岳山荘

縦走3日目今日は最難関コースを行きます。

怖いのは分かっていますが、緊張感は持ちつつもリラ~ックスして行きましょう。

2017,8,14大キレット-1
今日も小屋で朝ごはんを食べてから出発しました。小屋のスタッフが気を利かせて
朝日が見えるようにカーテンを引いてくれました。雨の心配は今日も無さそうです。
中央の常念岳今朝も見事です。左端のとんがりは東大天井岳でしょう。



2017,8,14大キレット-2
飛騨乗越を通過新穂高から上がって来る人も多いようだ。.



2017,8,14大キレット-3
日本で一番高い所にある峠です。



2017,8,14大キレット-5
穂高側の右奥には焼岳が見える。その奥には薄っすらだが乗鞍岳も見えた。



2017,8,14大キレット-6
大喰岳(おおばみだけ)を通過し、ハシゴ、クサリを使い中岳へ。



2017,8,14大キレット-7
綺麗に整備された気持ち良い道をしばらく進んだところで振り返ってみた。
槍は登るより見る方がずっと素敵だと改めて思った。
この後は大半が雲に隠れ、なかなか見ることができなかった。



2017,8,14大キレット-8
南岳山頂。



2017,8,14大キレット-9
南岳小屋は山頂から少し下ったところにある。
小屋で装備を整えた。ヘルメットを被り、ザックから落ちそうなものは仕まい込んだ。


2017,8,14大キレット-10
さーいよいよ大キレットに入って行きます。ワクワクしてきます。



2017,8,14大キレット-11
獅子鼻岩を飛騨側から入って行きました。



2017,8,14大キレット-12
ここら辺りは写真では分かりませんが、結構ザレていて慎重に進みました。



2017,8,14大キレット-13
クサリが連続しますが、奥さんほとんど使わずに下降して行く。
こう云う場所は落石も怖いので、上にも注意を払っていく。



2017,8,14大キレット-14
07年に掛け替えられたと云うハシゴ。2段あります。
因みに奥さんが降りている上段は27段。下のが21段それぞれあります。



2017,8,14大キレット-15
ある程度下り、キレットの底に近づくと歩きやすくなる。
ん?奥さんなんか歌いながら下りています。
~♪トントントントン ひののにとん(マジか)



2017,8,14大キレット-16
最低鞍部から飛騨側を回り込み長谷川ピーク(2841m)へ。



2017,8,14大キレット-17
長谷川ピークに入ります。
狭い岩尾根を信州側から取りつき…



2017,8,14大キレット-18
飛騨側に回り込み下降して行く。
奥さんジムで時々バーベルを持ち上げていますが、
その成果は確実に生かされているようです。



2017,8,14大キレット-19
3点支持せ慎重に…下から見ている方が怖い。



2017,8,14大キレット-20
下りきるとA沢のコルに出て来る。
足場が安定しており4,5人休憩していた。


さてこれから先が本日一番の危険個所、飛騨泣きとなるのだが、

いきなり洗礼を受けた。突然頭上からラーク!ラーク!と声が上がった。
オーバーハング気味の岩にへばりつくや、目の前を大小の石がガラガラと落ちて来た。

大きなものは頭の倍くらいありそうだ。あんなのに当たったらひとたまりも無い。

下にいる人達が心配だったが、幸運にも一人のけが人も出なかった。

落石は以前、熊本の石堂山で経験したが、今回のはけた違いに怖かった。

改めてヘルメットの重要性を思い知った。


2017,8,14大キレット-21
白いヘルメットを被った人のいる、V字に切れている所から落石があった。



2017,8,14大キレット-22
鞍部から飛騨側をまいて行くのだが、高度感がありお尻がズンズンする。



2017,8,14大キレット-23
太いクサリとステップを頼りにトラバースして行く。



2017,8,14大キレット-24
あと200mのペイントまで来ると危険個所は無くなるが、



2017,8,14大キレット-25
最後は凄い急登が待っていた。



2017,8,14大キレット-26
もうほとんど北穂高小屋の近くまで来ています。


時間は11時前ですが小屋でカレー(800円)を食べました。

トイレも借りて、後もうひと踏ん張り。今日は穂高岳山荘まで行きます。


2017,8,14大キレット-27
このときの山頂はガスで眺望はありませんでした。



2017,8,14大キレット-28
山頂では写真を撮っただけで、すぐに涸沢側へ下山しました。



2017,8,14大キレット-29
奥穂側と涸沢側との分岐ですが、僕は去年ここを通っているのですが、
間違えて涸沢側に少し入りこんでしまいました。



2017,8,14大キレット-30
足場が狭い奥壁バンド(だと思う)を、これまた慎重に通過。



2017,8,14大キレット-31
ルンゼ上の岩を下るが、足場が安定せずクサリを持つ手に力が入る。



2017,8,14大キレット-32
涸沢カール



2017,8,14大キレット-33
最低コルの手前まで来た奥さん、まだ余裕のようです。



2017,8,14大キレット-34
最低コル



2017,8,14大キレット-35
お互い上下で声を掛け合いながら進んで行くが、
こんな危険個所は待つ位置も慎重に選ばなければならない。
ザックにでもはねられようものなら悲惨なことになるのは必至だ。



2017,8,14大キレット-36
似たような写真ばかりだが、似たような所ばかりを歩くので仕方ありません。



2017,8,14大キレット-37
オダマキのコルにはオダマキはありませんでした。来るのが遅かったんでしょうね。



2017,8,14大キレット-38
登山道から30m位の所にある涸沢岳山頂。



2017,8,14大キレット-39
今日の宿泊地、穂高岳山荘が見えてきた。



2017,8,14大キレット-40
明日は最終日です。奥穂から吊尾根を通り前歩に向かい、
岳沢、上高地と降りていきます。さあ、天気がもってくれればいいのですが。
[ 2017/08/20 16:39 ] 北アルプス | TB(0) | CM(0)

2017,8,12~15表銀座縦走 2日目大天井ヒュッテ~槍ヶ岳山荘

表銀座縦走2日目の朝は、心配していた雨は無かった。

朝ごはんは、割合時間に余裕があったので、弁当にせず小屋で頂いた。

出発の身支度をしていると、支配人の小池さんが皆さんの写真を撮ってあげていた。

僕にもカメラをよこせと云うので、有難く撮って頂いた。


彼自身山男なのだろう「僕が登りたいくらいだよ」と笑顔でぼやいていた。

きっと今日も天気が良いので、屋根の上で布団干しをやるのだろう。お疲れ様です(~_~;)

2017,8,13槍ヶ岳-1
大天井ヒュッテ前はこんな景色が広がっています。


右奥のふたつのポッチが北穂高岳(大きいのが北峰、小さいのが南峰)

その少し左のもっと小さいポッチがジャンダルムとロバの耳です。

更に左(東)小高く見えるのが奥穂高岳。そしてその先には明後日登る予定の前穂高岳です。

天気が心配ですが、まぁこれは考えてもどう仕様もありません

。今日は槍ヶ岳山荘まで進む予定です。


2017,8,13槍ヶ岳-2
5時35分過ぎに大天井ヒュッテを出ました。
これから行く赤石岳が朝日を受けて白くなっています。



2017,8,13槍ヶ岳-3
チングルマの白い花は一度も見ることができませんでした。
でもこれはこれで中々良いもんです。



2017,8,13槍ヶ岳-4
ビックリ平までやってきましたが、はて何にびっくりするのやら?



2017,8,13槍ヶ岳-5
ビックリ平からの眺めです。真ん中に槍も小槍もみえています。
そこから北鎌の尾根がのびているのが良く分かります。



2017,8,13槍ヶ岳-6
西岳が見えてきました。後方には北穂高岳も見えます。素晴らしい眺めです。
なるほど、表銀座とは良く云ったものだ。



2017,8,13槍ヶ岳-7
東に目をやれば、日本100名山の常念岳が見えている。
その尾根は真っすぐ南へと延びて、蝶ヶ岳へと続いている。
情緒的な雲が良い具合に掛かっている。



2017,8,13槍ヶ岳-8
赤石岳は巻いて行きます。



2017,8,13槍ヶ岳-9
ザックを置いて片道10分の西岳へ行ってみました。



2017,8,13槍ヶ岳-10
西岳山頂からの眺めです。槍方向は雲に覆われて見えませんでした。
穂高の横には裾野の広い南岳がどんと構えている。
奥さん。今日はザック置いて来て良かったね。



2017,8,13槍ヶ岳-11
ヒュッテ西岳に着きました。ザックを下して一息入れ
本日の核心部東鎌尾根に取り付きます。



2017,8,13槍ヶ岳-12
ここから水俣乗越まで250m程の下りになります。
その後は、厳しく上りが続きます。



2017,8,13槍ヶ岳-13
水俣乗越です。道標が折れていますね。
道標にはありませんが奥に道が入っていました。
どうやらここが天上沢から北鎌尾根へ取り付くアプローチ路のようです。
僕らのような初心者には全く関係ありません。



2017,8,13槍ヶ岳-14
雲が飛ぶと強い日差しが容赦なく襲ってきます。
僕は帽子に取り付ける日除けを忘れてしまい、
首の後ろがまっ赤になってしまいいました。
去年は帽子を忘れるし、全く何のためにリストを作っているんでしょうか(ーー;)



2017,8,13槍ヶ岳-15
これは何と言ったらいいのか…?丸木を組んで階段状になっています。
傾斜が急なものは多少手を使いましたが、脚だけで登った方が楽に行けます。



2017,8,13槍ヶ岳-16
実際はもっと高度感のある鉄製の3段梯子。
ここを降りたところの鞍部を窓と云うらしい。気持ちいい風が吹いていた。



2017,8,13槍ヶ岳-17
岩尾根を汗をたらたら歩いていたら、すれ違った登山者がサルを見つけた。
上高地で一度見たことがあったが、こんな高いところで見るのは初めてだ。
何とも器用に、楽々と岩肌を伝っている。あ~サルになりたい。
中央にいますが分かりずらいので拡大します。



2017,8,13槍ヶ岳-18
去る猿。なんてね。



2017,8,13槍ヶ岳-19
今歩いてきた西岳方向を振り返ってみる。



2017,8,13槍ヶ岳-20
ガスが飛び岩の間から槍が見えています。ん~まだ結構離れています。



2017,8,13槍ヶ岳-21
雷鳥平に建つヒュッテ大槍に着きました。
少し早いが、小屋でお昼にします。



2017,8,13槍ヶ岳-22
食べるのは当然決まっています。ヒュッテ大槍の名物大槍特製つけ麺(1000円)です。


普段どちらかと云うとラーメン派の僕ですが、

下調べ済の奥さんに、絶対美味しいからと進められるがままに口にすると、

?…旨い、旨いです!チャーシューも分厚く、煮卵も良い感じです。

山でこんな旨いものが食えるとは思いませんでした。

何でも夕食にはワインも付き、内容も山小屋とは思えないクオリティーの高さらしい。

実はここに泊まろうと予約を入れたのですが、満員で断わられていました。


2017,8,13槍ヶ岳-23
お腹が満たされたところでさて、ザックを担ぎますか。
槍ヶ岳近づいたとはいえ、まだ900m嫌いあるようです。



2017,8,13槍ヶ岳-24
ここもまた岩・岩・岩が続きます。



2017,8,13槍ヶ岳-25
奥さんの後ろにつけ麺、あ、いやヒュッテ大槍が見えています。



2017,8,13槍ヶ岳-26
殺生(さっしょう)ヒュッテは尾根を少し降りたところにありました。
テン場にはまだ余裕があるようです。



2017,8,13槍ヶ岳-27
分岐を過ぎれば槍ヶ岳山荘は目の前です。



2017,8,13槍ヶ岳-28
はい、奥さんお疲れ様でした。

受付をすると、布団は一人一枚だと云う。

混雑して恐らく二人で一枚になるだろうと覚悟していたが、ラッキーだった。

たぶん大天井ヒュッテ同様、悪天候を予想した登山者が多かったのだろう。

トイレもあまり良くないと聞いていたが、そんなことは無かった。

新館にもトイレがあり、小屋特有のトイレの順番待ちは無かった。


2017,8,13槍ヶ岳-29
受付を済ませ、部屋にザックを置き、槍に登ることにした。
写真で見る渋滞は出来ていなかった。地図では往復1時間とあるが、
混雑時は登りだけで2時間なんて事もあるそうだ。



2017,8,13槍ヶ岳-30
御覧の通り上りと下りで道が分かれているが、
上に合流する場所が2ヶ所あり、そこで渋滞してしまう。
上と下で声を掛け合い、協力し合いながら登下降して行く。



2017,8,13槍ヶ岳-31
最後の鉄ハシゴ(31段ある)登り切れば・・・



2017,8,13槍ヶ岳-32
槍の穂先に立てる。ここでは交互に写真を撮りあう。
僕のカメラを受け取った名古屋からのお兄さん、
せっかちな方のようで、撮りま~すの声も無くパシャリ。
感慨にふけ入って奥さんを見つめている訳ではありません。



2017,8,13槍ヶ岳-33
山頂は30人位しか立てません。すぐに下山します。
左が上る人、右が下る人。



2017,8,13槍ヶ岳-34
明日はいよいよ大キレット~北穂高岳~涸沢岳の難路を行きます。
少しでも軽量するため、持ってきた焼酎は空にしました。
無事穂高岳山荘に辿りつけます様に。
[ 2017/08/19 18:01 ] 北アルプス | TB(0) | CM(0)

2017,8,12~15表銀座縦走 1日目中房温泉登山口~大天井ヒュッテ

今年もまた夏休みを利用して北アルプスに行ってきました。

今年のコース設定は、例年と違い一部は最初から決まっていた。

昨年夏、西穂~奥穂~槍~上高地と周回する予定だったが、

奥さんが穂高岳山荘に到着する直前に転落してしまい、

左手の薬指、小指の骨折、左ふくらはぎ肉離れと云う事態が起こってしまった為、

残念ながら翌日ザイテングラート経由で下山した経緯がある。


そこで今年は、未踏の涸沢岳から北穂高岳を経て、

大キレットから槍ヶ岳を結ぶコースを設定してみたところ、

何とこれがいわゆる表銀座縦走コースと云うものだった。

          2017,7,23由布岳-2
                       2016年8月。ジャンダルムは越えたが…



燕岳登山口がある中房温泉へは、穂高駅からバスで移動した。

このバスはシーズン中のみ運行していて、料金は1700円。1時間程の乗車となる。


2017,8,12燕岳-1
標高1455mの中房・燕岳登山口です。身支度をし、登山届を出した。


このコースは歩き始めから結構な急登が続く。

九十九折りになっている道で、奥さんは前の人をどんどん抜いて行く。

僕も必死について行くが、第1ベンチに着く頃にはシャツは汗でまみれていた。

第1ベンチには20m程下ったところに水場があり、僕らも有難く頂戴した。

荷揚げのケーブルの下をくぐり、第2ベンチを過ぎると道は少し緩やかになった。

第3ベンチからは北アルプス3大急登になるらしいのだが、

ちょくちょく登る宗像の孔大寺山に比べれば、それ程とは思わなかった。

富士山が見えると云う富士見ベンチは、ガスで何も見えなかったので通過した。


2017,8,12燕岳-2
合戦小屋に着きました。小屋名物のスイカ(800円)を買う奥さん。


登る前は、スイカは喰わんと云っていた僕ももちろん頂いた(*^_^*)

塩を振ってもらい一口かみつくと、甘さが口中に広がった。

登ってきた疲労感を加味しなくても、今まで喰ったスイカの中で一番旨かった。

奥さんも同意見で、あっという間に二人ともたいらげた。


2017,8,12燕岳-3
ここではほとんどの人がスイカを喰っていた。
後方に見えるのが荷揚げ用のケーブルです。



2017,8,12燕岳-4
道は灌木帯に入り、ゆるやかになって来ました。
燕山荘へはもう少し歩きます。



2017,8,12燕岳-5
燕山荘のテン場がようやく見えてきました。



2017,8,12燕岳-6
北アルプスの中でも人気No,1と云われる燕山荘です。リピーターも絶えないとか。



2017,8,12燕岳-7
アルプスの女王と呼ばれる燕岳に、僕らもザックを置き行ってみます。
霧が晴れ、美しい山容が見えます。白い花崗岩砂礫が印象的で、
5年前に登った甲斐駒ケ岳を思い出してしまいます。



2017,8,12燕岳-8
砂礫に適しているのでしょうか、道中はコマクサが咲き乱れていました。



2017,8,12燕岳-9
しかし残念ながら、満開の時期はもう少し前だったようです。



2017,8,12燕岳-10
花崗岩が作り出す造形の妙、イルカ岩。



2017,8,12燕岳-11
メガネ岩の横を通過すると山頂はもうすぐだ。



               2017,8,12燕岳-33
               10時18分、日本200名山、標高2762,9mの燕岳に登頂。



2017,8,12燕岳-13
眺望はな無さそうだし、先もまだまだあるので、北燕岳へは行かず燕山荘に引き返しました。




僕らがすぐ近くにいるのに、軽快する様子は全くありませんでした。
この鳥(イワヒバリ)に限らず、北アルプスでは人慣れしている傾向があるようです。


2017,8,12燕岳-14
小休止を入れてからザックを担ぎ、次の目的地大天井岳へと南下して行きます。



2017,8,12燕岳-15
燕山荘を出て40分くらい進むと奇岩が現れた。もしかしてこれが蛙岩(げえろいわ)か?



2017,8,12燕岳-16
間違い無く蛙岩のようだが、ン~これ蛙に見えるか?
燕山荘のご主人も判断が難しいと云っておられる。



2017,8,12燕岳-17
彼らには辛く苦しい時間の方が多いのだろうが、
ひとつの文句も云わず、じっと耐えているのだ。



2017,8,12燕岳-32
黙々と歩いていると何かがこちらを見ている気配を感じた。



2017,8,12燕岳-31
                           ホシガラス(帰宅後調べ)だった。



2017,8,12燕岳-18
切通岩を通過して行く奥さん。これを降りたところが鞍部になっていて、
登り返す脇に喜作レリーフがある。



2017,8,12燕岳-19
鞍部からの登り返し、ガスがまた濃くなってきた。



2017,8,12燕岳-20
危うく見落とすところだった喜作レリーフ。


喜作新道と名が付いているので、恐らくここの道を開いた人物なのだろうが、

全く知らなかったので帰宅後少し調べてみると…

小林 喜作 【こばやし きさく】 1875年から1923年 安曇野市穂高(牧)生まれ。
17歳で猟を始め、同年同郷の先輩であった為右衛門に案内され槍ヶ岳の山頂に立つ。
この後北アルプス付近をくまなく歩きガイドとして活躍。当時4、5日かかっていた中房温泉から
槍ヶ岳の縦走路をわずか1日で行くことができる新ルート「喜作新道」を開拓。
…とありました。



2017,8,12燕岳-21
槍ヶ岳、大天井岳の分岐です。


写真中ほどを真っすぐ(槍ヶ岳側)行けば、今日の宿泊地大天井ヒュッテまで40分で行けるのだが、

僕達は大天井岳の山頂を踏む予定なので左の坂道に入って行った。

…が、これが想像以上に厳しい道だった(ーー;)


2017,8,12燕岳-23
一見それほどきつい坂道には見えなかったが、いざ歩くとこれがしんどいのなんの。
大天荘への標識は400mから現れます。


2017,8,12燕岳-24
小さな1cm位のとても綺麗な虫でした。名前はただいま検索中です。
色はタマムシっぽいですが、形は全く違います。



2017,8,12燕岳-25
大天荘にザックを置いて約10分。本日2座めの200名山大天井岳(おてんしょうだけ)
晴れていればここも素晴らしい景色を楽しめるのでしょうが、残念でした。



2017,8,12燕岳-26
大天荘に戻り、縦走路上にある大天井ヒュッテに向かうのですが、



2017,8,12燕岳-27
大天井岳は人気が無いのか、はたまた天気のせいなのか、登山者はほとんどいませんでした。



2017,8,12燕岳-28
昭文社の地図(2012年版)には大天井ヒュッテまで30分とありますが、
実際は50分近くかかってしまいました。



2017,8,12燕岳-29
珍しくこの道を上って来る人がいた。僕達より少しだけ先輩のように思われた。
向こうもこっちもよれよれだった。互いに励まし合いお別れした。



2017,8,12燕岳-30
牛首展望台への鞍部に建てられている大天井ヒュッテがようやく、ようや~く見えてきました。
表銀座縦走の1日目は結構ハードなものでした。頭の中はビール(絶対500ml!)の事しかありませんでした。


小屋に入り受付をすると、ラッキーなことに布団はひとり1枚なのだと云う。

何でも、悪天候予報でキャンセルが相次いだのだそうだ。

部屋は6人部屋で、3組の夫婦にあてがわれていた。

ひと組は埼玉から来られていた方で、僕達と同じ中房温泉からだった。

ガスッていたので大天井岳はパスしたそうだ。

ほんと、行かなくてよかったですよー。

と奥さん。よっぽどきつかったみたいです(^^)v

もうひと組は、新穂高側から来られていた40代のご夫婦。

100名山を気付けば10年くらいでやっつけていたそうで、千葉からの方だった。

皆さん気さくな方々で、外では寡黙な僕も珍しく饒舌になっていた。

明日は槍ヶ岳まで進む予定です。ひとり1枚の布団は本当にありがたい。
[ 2017/08/17 07:11 ] 北アルプス | TB(0) | CM(0)

おじちゃんと一緒の冒険クラブ沢登り下見

今月(8月)27日に予定している、おじちゃんと一緒の冒険クラブの沢登りの下見に、

N会長ご夫妻と山師匠のKさんと一緒に、脊振山の車谷の沢を上って来ました。

2017,8,6車谷沢登り-1


2017,8,6車谷沢登り-2


2017,8,6車谷沢登り-3


2017,8,6車谷沢登り-4


2017,8,6車谷沢登り-5


2017,8,6車谷沢登り-6


2017,8,6車谷沢登り-7


2017,8,6車谷沢登り-8


2017,8,6車谷沢登り-9

連日の好天で水量は減っているかと思いきや、昨年度同様かそれ以上でした。

10時に登山口に着き、20分後には入渓していました。

昨年とコース状況は変わっていませんでしたが、2,3本の倒木がありました。

流水下の石面の今年は、遡上者が少ないのか岩苔で滑りそうになる場面が何度となくありました。


今年はK師匠が立っている滝を、子ども達にも乗り越えてもらおうかと考えていましたが、

全員通過は無理と判断しました。コース的には昨年と同じになりました。


とはいえ、連日猛暑日が続く福岡。

沢登りは至福の時間でした。還暦おじさんも思わず淵にダイブしてしまいました(^^)v

本番が楽しみですが、ケガも心配です。即席でも三点支持(確保)なんかもしっかり教えてから入渓しましょう。
[ 2017/08/06 22:41 ] 地域活動 | TB(0) | CM(0)