2016,1,10双石山(ぼろいしやま)

仕事柄2月頃より忙しくなってくる。

成人の日連休を利用して、宮崎まで足を伸ばしてみました。

選んだのは双石山。

昨年奥さんが四季山遊会さんの山行に同行した山で、塩類風化による奇岩が見られるらしい。

さらにそこには、行者コースというあまり人の踏み込まない道もあるらしい。

GPS頼みで歩くつもりだが、結構複雑に道が入り込んでいるようだ。

心配しつつ歩き出したが、やがてその心配はすっかり解消された。それは…

2016,1,10双石山-1
朝5時前に家を出て九州自動車道を南下。えびのJCから宮崎自動車道へ。
清武JCTから東九州自動車道に移り、終点の清武南で降りた。
県道27号沿いにある小谷登山口には8時半頃着くことが出来た。
人気の山らしく、駐車場は既にほぼ満杯だった。



2016,1,10双石山-2
最初は人工林の中を進んで行く。この時点ではこの後
写真で何度も見た奇岩が現れてくる気配はみじんもない。



2016,1,10双石山-3
第1展望所だが展望あったかなぁ?



2016,1,10双石山-4
第2展望所は帰りに立ち寄る予定なので、象の墓場へ向かう。



2016,1,10双石山-5
サツマイナモリ



2016,1,10双石山-6
象の墓場分岐。



2016,1,10双石山-7
結構きびしい道がずづきます。オッ出てきました。
これが塩類風化によりできたタフォニですね。別名お化け岩とも呼ばれるらしい。



2016,1,10双石山-8
ここは岩も凄いが木も凄い。



2016,1,10双石山-9
象の墓場です。名前の由来は諸説あるようですが、
ひとつには、本来の登山道から離れ、人があまり立ち入らない場所…
ひとり群れから離れた象が、その最期を迎えそうなまるで墓場のような場所。
はたまた、岸壁が象に見える(南側の斜面は見えなくも無かった)とか。



2016,1,10双石山-10
象の墓場を観た後はほんの少し戻り、いよいよ行者コースに入って行く。
白いプレートには『ルンゼ登山口』と書いている。



2016,1,10双石山-11
弥五郎どんの大岩。上に乗っかている石の崩壊が激しい。



2016,1,10双石山-13
通れます。



2016,1,10双石山-14
ルンゼ登山口の分岐ですが、道標はありません。
予定していませんでしたが、最後はここを下って行く事になります。



2016,1,10双石山-15
追悼の碑があった。
昭和46年、宮崎大の二十歳の青年二人がここで滑落したらしい。
二十歳と言えば明日は成人の日か…お二人の冥福を祈った



2016,1,10双石山-165
僕達も気を引き締めなおして先に進む。



2016,1,10双石山-17
それにしても凄い。そして不気味だ。


タフォニの解説文を見つけたので貼り付けました。
岩盤表面に開口した楕円形の穴.岩盤表面から水が蒸発する過程で,水に溶けていた塩類(石膏など)の結晶が成長し,結晶成長圧により岩盤表面が引張破壊を受ける現象(塩類風化)によって形成されると推定されている.砂漠などの乾燥地域や,海水飛沫を受ける海岸域によく見られる微地形であるが,内陸の山地にもしばしば分布している.日本では,砂岩や凝灰岩の急崖に分布が確認されており,オーバーハングした不安定斜面をなすことが多い.オーバーハング部分は岩盤崩壊や落石を起こしやすい.


2016,1,10双石山-18
上のタフォニから4分後です。



2016,1,10双石山-19
マニアックなルートなだけに整備は十分ではない。



2016,1,10双石山-20
見えている石全部動きます。傾斜もそこそこありとても歩きにくい。


奥の院を目指して歩いているのだが、どうも道がはっきりしない。

目印のテープがあちこちにある。さっきちらっと見えた青いテープが本道だったか?

とか思いがら歩いていると、前方からひとりのハイカーがやってきた。

道を聞くと、奥の院への分岐を過ぎてしまっているらしかった。

「奥の院へはこっちからです」と先頭に立った。

どうやら道案内してくれるらしい。良いんだろうかと思いつつ後をついて行く。


2016,1,10双石山-21
ガイドさんについて行く奥さん(あっ、いえガイドさんじゃありませんでした(^^♪)



2016,1,10双石山-22
奥の院に向かう。本道から少し離れた所にあります。



2016,1,10双石山-23
走るように移動するYさん。


案内してくれたYさんは、双石山を知り尽くした方で、

この日は1月10日だったが、今月もう5度目の双石山だったそうだ。

見ての通り軽装だが、今日は午前中、目印の修正と道の整備に来られたようで

偶然僕達と出会い、道案内を買って出てくれたのだった。

寡黙な方だったが、優しくとても誠実な方だった。


2016,1,10双石山-24
磨崖仏?石面に像が掘られている。



2016,1,10双石山-25
双石山山頂です。狭い山頂に20~30人いました。
お昼時ですが、落ち着いて食べられそうにありません。
Yさんの提案で15分ほど先にある山小屋に移動することにしました。



2016,1,10双石山-31
ヤッコソウのあとを観る二人。ここでは保護されているようだ。



2016,1,10双石山-26
小屋に着きました。やっとお昼にありつけます。


ここの山小屋は、ボランティアの方がまめに掃除をしているらしく、

こじんまりとしていますがとても綺麗でした。

昼食を用意していなかったYさんに、少量だが持っていたものを勧めたが、

コーヒーとパンのひと欠けしか手にしてくれなかった。何とも奥ゆかしい方だった。


2016,1,10双石山-27
昼食もそこそこに済ませ、第2展望所に向かった。



2016,1,10双石山-28
こんな斜面もするりと降りて行くYさん。僕より一回り以上年上だとはとても思えない身のこなしだ。



2016,1,10双石山-29
大岩展望所です。ネットで良く出てくる石です。登ってみましょう。



2016,1,10双石山-30
登ったら下ります。岩上からは周防灘ははっきり見えるのですが、
生憎の曇り空で、尾鈴山の輪郭がやっと見える程度でした。



2016,1,10双石山-32
このYさんとにかく足が早いんです。どうですこの写真。
道案内してくれているのか、追っかけっこしているのか分かりませんよね。




2016,1,10双石山-33
小岩の展望所にも案内してもらいました。



2016,1,10双石山-34
空池近くにあるチョークストーンを通過する。



2016,1,10双石山-35
反対から見るとこんな感じです。もう今にも落ちてきそうです。




2016,1,10双石山-36
天狗岩と針ノ耳神社。圧巻…



2016,1,10双石山-37
下から見上げると、なんだかホルモンのハチノスにそっくりです。



2016,1,10双石山-38
午前中来たメガネ岩に再び来ました。
割れた岩に何か模様のようなものが見えます。
Yさんによると、ここの岩が隆起した時に挟まれた、
芭蕉の木ではないかとの説があるとのこと。



2016,1,10双石山-39
横の岩に目をやると何やら三本の線がある。
波により運ばれ堆積されたものが、隆起した時に圧迫され、
このような模様が出来たのではないかとも言われているそうだ。




.2016,1,10双石山-40
ルンゼ登山道に向かうのだが、もうどこをどう歩いているのか僕は良く分からなくなってきている。




2016,1,10双石山-41
ここまで来ると、とても木とは思えない。



2016,1,10双石山-42
ルンゼ登山道を下って行きます。



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無事下山できました。登り口にあったプレートです。



2016,1,10双石山-44
下山後、車中より双石山の岩肌が見えた。

今回の山歩きは、Yさんとの出会い、双石山を十分に堪能することができました。

当初心配していた道迷いも無く、気持ち良く歩くことができました。

ただ、軽快に進むYさんを追っかけるのはちょっと大変でしたが(;一_一)


さて明日は花切山に登ります。そのことをYさんに云うと。

道迷いする所があるので、気を付けるようにアドバイスされた。

しかしそれが現実のものになろうとは、その時の僕達は知る由も無かった。
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[ 2016/01/13 10:08 ] 宮崎県の山 | TB(0) | CM(0)

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