2016,4,30~5,1祖母・傾 縦走

2日目

朝3時半に起床し、テントの中で朝飯を食べていたら、

「今日もまた新しい一日が始まりますね」と小郡氏が声を掛けてきた。

テントの外に出て空を見上げると、まだ満天の星が輝いていた。

「天の川、出てますね。気温は今9℃です」

9度かこりゃきっと暑くなるぞ。テントに戻りいつもは飲まない甘いコーヒーを飲んだ。

テントを畳んでザックを担いだ時は5時近くになっていた。

辺りは白じんで来ていたがまだヘッドライトは必要だった。

2016,4,29祖母・傾縦走2-1
障子岳目指し縦走路を歩いていると傾山の背後から朝日が顔を出した。5時28分


上の写真を撮った頃から両足に痛みが出てきていた。

靴ひもの締め方が緩かったようで、靴ずれをおこしかけていた。

障子岳まで我慢するつもりだったが、奥さんに促され靴を脱いだ。

水ぶくれにはなっていなかったが、危ないところだった。

テーピングテープをかかとを包み込むように貼った。

その後は不思議な位痛みはピタッと納まった。

早め早めの治療が肝心と改めて思った。

2016,4,29祖母・傾縦走2-2
鹿避けのフェンスを開け障子岳に入る。
ここに限らず鹿の食害はあちこちで深刻だ。



2016,4,29祖母・傾縦走2-3
障子岳からの眺めは素晴らしかった。



2016,4,29祖母・傾縦走2-4
縦走路を烏帽子岩へと向かう。

烏帽子には、小郡氏が既に登っていて下りて来るところだった。

僕達もそそくさと登り再び縦走路に戻った。何せ時間を無駄にできないのだ。

天狗岩はパスつもりで歩いていたが何かおかしい?

アララ奥さん天狗岩に向かっていました。僕も分岐を見ておらず…

まーいいか登っておきましょう。

2016,4,29祖母・傾縦走2-5
天狗岩から阿蘇方面を見ています。
道を間違えたのでしっかりザックも背負っています(*^_^*)



2016,4,29祖母・傾縦走2-6
縦走路に戻り、さっき登った天狗岩を振り返りました。
岩上に二人立っています。どうやら黒金山尾根分岐でお会いした人のようです。



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祖母山が眼前に迫ってきました。
あれ?いつも横倒しになっているアルミ梯子が立っている。
誰かが登りに使っているのだろうか?



2016,4,29祖母・傾縦走2-8
拡大してみます。



2016,4,29祖母・傾縦走2-9
さて、山頂直下の岩場に取り付きます。
ザックが重いので慎重に、慎重に。



2016,4,29祖母・傾縦走2-10
祖母山山頂には8時25分に着きました。先にひと組のご夫婦がいました。
空身だったので九合目小屋からでしょう。


山頂からの眺めは素晴らしかったです。惜しむらくは、若干かすみが掛かっていたこと。

それでも、阿蘇やくじゅう、由布岳などは、やまの雰囲気まで良く分かった。

2016,4,29祖母・傾縦走2-11
今日は、これからこの障子尾根を下って行きます。
遠くから見るとなだらかな稜線に見えますが、
どうしてどっこいとてもてごわいのです。

九合目小屋で水を補給した。昼ごはんのアルファ米に水を入れ、

ペットボトルの水にアミノバリューを溶かし込んだ。

水を汲んで小屋の前に戻ると、管理人の加藤さんがこちらにやってきた。

「水を頂きました。ホームページも見て参考にさせてもらっています」

「いつも最新のものを正確に、を心がけています」

「ところで梯子が立っていたんですが、使っているんですか?」

「いやいや、誰かが勝手に立てるンよー。また倒しにいかんとけん」

「地震の影響とかは出ているんですか?」

加藤さんはそれには答えずただ、

「…山は何にも.変わっておらんのやけどねー…」ぽつりと言った。


2016,4,29祖母・傾縦走2-12
馬の背近辺にもたくさんアケボノツツジが咲いていた。



2016,4,29祖母・傾縦走2-36
メンノツラ谷に落ちる斜面のスケールがすごい。



2016,4,29祖母・傾縦走2-14
池の原に着きました。さっき宮原(みやのはら)の分岐で追いついた小郡氏も一緒です。


今朝歩いてきた古祖母~障子岳の稜線がとても美しかったので、

カメラを構えていたら、一機のヘリが竹田市側から祖母山の手前を通り、

古祖母上空で止まった。一旦上昇した後、しばらくホバーリングしていた。

あまり思いたくはないが、恐らく救助要請のヘリだろう。


2016,4,29祖母・傾縦走2-15
この後このヘリは、竹田側には戻らず西の阿蘇側に飛んで行った。



2016,4,29祖母・傾縦走2-16
僕達もいい年だから気を付けんといかんですねぇ。などと話しながら進んで行くと
おかしなアケボノツツジに出会った。
この角度では分かりづらいので…」



2016,4,29祖母・傾縦走2-17
角度を変えてみました。倒れて朽ちた木にアケボノツツジの種子が落ち
そこから発芽し成長したのでしょう。
確かこれを寄生と云いませんでしたかね?凄いな自然界。




2016,4,29祖母・傾縦走2-18
こちら側にはシャクナゲもたくさんありましたが、開花まではもう少し先のようでした。



2016,4,29祖母・傾縦走2-19
う~んちょっと腰が引け気味だなぁ



2016,4,29祖母・傾縦走2-20
画像では分かりづらいが、頬をピンク色に染めた大障子岩が見えてきた。
がぜんやる気が出る。



2016,4,29祖母・傾縦走2-21
八丁越です。ここから尾平へも神原へも降りた(登った)事は無い。



2016,4,29祖母・傾縦走2-22
アケボノツツジに癒されてか快調に進む奥さんです。



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大障子岩のアケボノツツジなんですが、
歩いている時はそんな余裕はありません。
今日一番シンドイところでした。八丁越からは200m以上登るんじゃないでしょうか。


2016,4,29祖母・傾縦走2-25
大障子岩にやっとたどり着きました。ここからの眺めもまた格別です。
今日歩いて来たルートを見ることが出来ます。



2016,4,29祖母・傾縦走2-24
大障子岩でお昼にしました。朝方九合目小屋で仕込んだアルファ米です。
僕はカレーを食べたんですが、旨かったです。ただ、水が少し足りなかったようでやや硬めでしたが、
どうして結構食えるもんです。(アルファ米は水で戻す時、お湯の時より少し多めに水を入れるのがコツ)
大障子岩からの眺望は格別なものがありました。


お昼を済ませ装備を確認していると、例の小郡氏が汗たらたらで上がってこられた。

聞けば下で昼は済ませたとのこと。なるほどここには日影が無い。

次は前障子でお会いしますね。と声を掛け歩き出した。


2016,4,29祖母・傾縦走2-26
そこからがまた大変だった。いったん急降下した後2度ほど大岩を巻き、
さらに下って行く。下りだが汗が半端なく出る。



2016,4,29祖母・傾縦走2-27 右に回り込みながら登って行くと、障子岩から伸びている稜線に出た。
さっきまで遠くだった障子岩がいっきに目の前に迫ってくる感じだ。
最後は小ピークを右に巻くと障子岩の基部にぶつかった。
これも右に巻いていくと障子岩の取り付きに出る。



2016,4,29祖母・傾縦走2-37
障子岩で5分程休み下っていると、小郡氏が上がってきた。
ここが恐らく最後だろう。昨日からのお礼を言い別れた。



2016,4,29祖母・傾縦走2-29
後半になっても難路は続く。急坂道を何度か岩を巻いて降りて行く。
左に鋭角に登ると標高1204mの黒岩山のピークがあった。

ここで71歳になると云う男性がザックを下し疲労困ぱいのていで休んでいた。

置いているザックを見るとかなりでかかった。

僕と同じ65ℓと言うが、雨蓋までパンパンに詰まっているので80ℓ位に見えた。

3泊4日は掛かると思い、食材を持ち過ぎたとぼやいていた(因みに出発時は22キロだったとか)


2016,4,29祖母・傾縦走2-30
ではお先に失礼します。と再び急坂を下って行った。っとなんかおかしい?
後方からドッドッと大きな音が聞こえる。



2016,4,29祖母・傾縦走2-31
振り返るとさっきの方だった。前とはまるで別人だ。
パンパンのザックを背負い、必死の形相で僕達の後をピタッと付いてくる。


後でわかったが、この方、このコースを以前使い道に迷ったのだそうだ。

そこで今回も不安に思っていた所に僕達が現れた。

道迷いしたくない一心で僕達に付いてきたのだった(僕達が道迷いする可能性もあるのに…)


2016,4,29祖母・傾縦走2-32
渡渉する。



2016,4,29祖母・傾縦走2-33
視界が広がり健男社が視界に入ってきました。
ここの鹿避けネットですが、以前は確か出入り口があったはずなんですが、
今回は無くなっていました。仕方なくまたいで通過する。



2016,4,29祖母・傾縦走2-34
上畑の集落まで降りてきました。初縦走達成できました。
奥さん良く頑張りました。去年の今頃肉離れをやり、
そしてその後もにも足の剥離骨折も経験しました。
僕も一緒に万歳です\(^o^)/

下山後民宿『あんどう』に行った。

当初は一泊する予定だったのだが、予定していた下山時間より早かったので、

お風呂と夕食のみ頂くことにし、福岡に帰ることにした。


九折登山口まで車を取りに行くため、ランニングシューズに履き替えていると、

宿のご主人が「風呂も食事も大かた整ったき、乗せていきましょう」と言ってくれた。

いやいや、とんでもありませんよと断わったが、ご主人はもう軽トラに乗り込んでいた。

本当の所は走って行きたかったのだが、今日帰ることになったので時短になる。有難く載せて頂いた。

車中で連休の宿泊状況を何気に聞いてみた。

「地震があったき、私んとこは9割キャンセルになってしまいました。山はどーもなっちょらんのやけどね」

九合目小屋の加藤さんの言葉につながった。


『民宿あんどう』に戻ると早速風呂を頂いた。気持ちいい。

決して立派な風呂ではないが、綺麗に清掃されていた。

2016,4,29祖母・傾縦走2-38
支払いを済ませ、帰る準備をしていると、
「良かったら持って帰らんね」とタケノコとワラビとフキをくれた。
民宿あんどう-1泊2食一人6000円  電話0974472430

山行記憶が新しいうちに記事を書きたかったが、

大型連休後半は、実家の田植えの手伝いに帰っていたため、

思い出しながらの書き込みになり、鮮度が落ちてしまった。
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[ 2016/05/08 01:47 ] 大分県の山 | TB(0) | CM(3)

リベンジおめでとうございます(^.^)

こんにちは!傾山で会ったjoe3です!
besuさんにコメントいただきありがとうございます。

お二人は健脚コンビではっきり覚えてました(#^^#)
71歳の方も下山出来たみたいで良かったです。
私たちが会った時疲労困憊で、大丈夫かなーと思ってたんです。
また次の山でお会いできるのを楽しみにしてます!
[ 2016/05/11 12:50 ] [ 編集 ]

お疲れ様でした

joe3さんコメントありがとうございます。
古祖母でお会いした時には、てっきりテント(フロアレスシェルターでしたっけ?)を
降ろすだろうと思っていたら、「明日、親父岳にも行きたいのでもう少し先まで行きます」
と云われた時は本当にびっくりしました。

大崩山からの縦走は以前からあこがれていたんで羨ましい限りです。
もっといろいろお話出来たらよかったですね。

joeさんの真摯な登山姿勢には心打たれました。
これからも良い山行を続けてください。
[ 2016/05/12 07:06 ] [ 編集 ]

ありがとうございます!

お互い山を楽しみましょう。
最初ヤマレコが旦那さんだと思ってました。
奥さんにもよろしくお伝えください。
私の相棒も奥さんの健脚にはびっくりしてました(^.^)
[ 2016/05/12 08:42 ] [ 編集 ]

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