脊振縦走(一泊二日)

ゴールデンウィーク前半の4月29(土)30(日)の両日、

念願の脊振山縦走をやってきました。

生まれて一度も徹夜をやったことのない奥さんには無泊は無理と判断。

一泊二日で全70キロを歩いてきました。

超ハードな山行となりましたが、終始爽やかに吹いてくれた風と

新緑の息吹に後押しされて、何とか歩き通す事が出来ました。

コースや時間の詳細は奥さんのヤマレコをご覧ください。

2017,4,29脊振縦走-1
前回道端で僕たちを驚かせた馬君。今日は柵に中にいました。




2017,4,29脊振縦走-2
アスファルトを突き破る自己主張この上ない筍。




2017,4,29脊振縦走-3
基山山頂。奥さんに頼まれてヨモギを取りに来ていた地元の方に
保護されているオキナグサを教えてもらいました。




2017,4,29脊振縦走-4
一見するとチングルマのようです。
エンジのビロードを思わせる気高さがありました。
この場に永く咲き続けてもらいたいもの」です。

 2017,4,29脊振縦走-5  2017,4,29脊振縦走-6

 2017,4,29脊振縦走-7



2017,4,29脊振縦走-8
先行していたハイカーに追いつきました。話をするとなんと彼らも脊振縦走だった。
僕達より一日多い二泊三日で計画していました。
竹粉と豆乳で作った自作のヨーグルトを持参していました。
もっと面白そうな話が聞けそうな方々だったが大峠手前で離れてしまった。
二泊三日のテン泊装備では無理もないか。





2017,4,29脊振縦走-9
大峠



  2017,4,29脊振縦走-10   2017,4,29脊振縦走-11
  九千部山手前で舗装路に出ます。(登山道崩壊の為)





2017,4,29脊振縦走-12
九千部山。山頂には二人いるだけだった。




2017,4,29脊振縦走-13
今年初めてのミツバツツジです。まだまだ咲き始めで紫の色が濃く新鮮です。




2017,4,29脊振縦走-14
三国峠(三領堺峠)




2017,4,29脊振縦走-15
坂本峠




2017,4,29脊振縦走-16
最後の林道を過ぎると、蛤水道が現れやがて山頂へと進む。


歩き始めて7時間半ほど経つが、まだ工程の半分も来ていない。

しかし体の方はかなりつかれてきている。蛤水道分岐でザックを下し、木陰でいなり寿司を食べた。

歩き始める前蛤水道で顔を洗い、水をガシガシ飲んだ。・・・旨い(ーー;)

蛤岳に着くと30歳前後の男性が腰を降ろして休んでいた。

行き先は僕らと同じ雷山避難小屋だと云う。

ザックも大きくかなり疲労困憊の様子。結局彼が避難小屋に来ることは無かった。


2017,4,29脊振縦走-17
下見の時には重機は入って無かったが、かえって道は分かりやすくなったのではないか?




2017,4,29脊振縦走-18
増水による崩壊地ですが、昼間なので問題ないが、
ヘッドライトの明かりでは慎重に進みたいところだ。




2017,4,29脊振縦走-19
木道が現れ山頂に案内してくれる。一帯はムシカリの白い花であふれていた。
シャッターを何度も切っては、小走りで奥さんを追いかけた。




2017,4,29脊振縦走-20
まさに地獄に仏の自販機。この後下の東屋で再びザックを下した。
ここではミンチカツ入りのパン食べました。
水場の水量はほとんど無く汲むのは諦めました。



2017,4,29脊振縦走-21
まだ半分か…矢筈峠を下りたい…なんて思うわけありません。




2017,4,29脊振縦走-22
ミツバツツジも見頃には少し早かったが、奥さんはつぼみの方が好きだと云う。
井原のミツバツツジはヘッドライトの中なので、楽しめんだろうなぁなんて考えていた。




2017,4,29脊振縦走-23
椎原峠。大分陽も傾いてきました。次は金山を目指します。




長丁場なので寄り道はあまりしたくないが(背振山頂も踏んでいない)
大好きな鬼ヶ鼻岩には立ち寄りました。油山かっこ良いです。元気をもらえました。



2017,4,29脊振縦走-24
ここからこのコース唯一と云っていい岩場が現れます。
夜間通過は気をつけたい所です。




2017,4,29脊振縦走-25
椎原峠からは鬼ヶ鼻岩で休みましたが45分。
小爪峠までは10分で歩きました。奥さんいいペースです。




    2017,4,29脊振縦走-26    2017,4,29脊振縦走-27




2017,4,29脊振縦走-28
金山が見えてきました。時計を見ると6時をかなり回っていますが、
お天とうさんはまだまだ道を照らしてくれています。







2017,4,29脊振縦走-29
6時40分


金山まで行き、再び縦走路に戻りコンビニおにぎりを食べていると、

三人の若者が息を切らせ上がってきた。

三人ともTシャツで帽子も被っていない。一人はかなり疲れた様子だった。

奥さんが声を掛けると、驚いた。何と彼らも僕らと同じコースを行くと云う(荷物もデポしていた)

三人も小休止を入れ僕らより先に三瀬峠へと出て行った。



2017,4,29脊振縦走-30
三瀬峠に降りる途中でヘッドライトを点灯した。




2017,4,29脊振縦走-31
三瀬峠。

先行の三人は先に着いていてここでも休憩していた。

時間の無い僕らは先に行かせてもらった。

金山から三瀬峠まで500m下って来て、そしてまた井原山まで500m位上ることになる。

覚悟はしていたが、ここまでの疲労でなかなか足が前に出ない。

何度も立ち止り息を整えては登った。水も心もとないのでがぶ飲みは出来ない。

幸い心地よい風が終止吹いてくれていたので有難かった。

前方に見える三日月と、夜景を見ながら黙々と歩を進めた。


2017,4,29脊振縦走-32
21時59分…やっとこさ着きました。

途中で僕らを追い越して行った三人が、休憩を終え歩き出すところだった。

寡黙な青年らは「お先に」とも云わず闇に入って行った。


2017,4,29脊振縦走-33
前原市


井原山を過ぎると雷山まで標高差はほとんどない。

多少のアップダウンはあるるものの、ここまでくれば何とかなりそうです。

…?奥さんの様子がおかしい?

今までの疲労が一気に出たのか足下がふらふらしている。

心配して声を掛けると、奥さんは半分寝ながら歩いていた。

何しろ生まれて一度も徹夜をしたことが無いので無理もありません。

もうすぐ着くはずだからと元気付けるが効果は無かった。

ふと、前方を見ると大きな岩が現れた。もしかして雷山の大岩??でしたでした(^^)v


2017,4,29脊振縦走-34
あまりに嬉しかったのか、奥さんの睡魔もどこかに吹っ飛んでしまった。


避難小屋に着くと先行の三人は夜食の準備をしていた。

大盛りのカップ焼きそばか?旨そうだ。

僕らもここで軽く腹を満たすつもりだったが、食欲が全くない。

さっきから腹の虫がグーグー云っていたのに、食べ物は受け入れられそうにない。

デポしていた水を500ml一気に飲んでシュラフに入るとすぐに寝入ってしまった。


4時間程寝て目が覚めた。外はもの凄い風が吹いている。

「雨も降っているみたい」と奥さん。えっそんな予報はどこも出して無かったけど…

1時間出発を送らそうと云う。思考力ゼロ状態の僕は、まあいいかぁ~とシュラフの中でうとうと。

その後トイレに出ると雨は降っていなかった。て云うか晴天だった。

それでも出発を1時間遅らせたのは結果良かったようだ。

のんびり雑炊を温めすすった。コーヒーも飲み終えパッキングした。

後半はシュラフ等の重量増加となるが致し方ない。


2017,4,29脊振縦走-35
若者は九大のワンゲル君たちだった。
九大のワンゲルと云えば山師匠のKさんの後輩じゃないか。
分かっていればもっといろいろ話せただろうに。
全くもって寡黙な連中だった。Kさんとは大違いだ。
また荷物を取りに来るのか…
こっちはそんな時間は無いのですべて回収していくしかない。



2017,4,29脊振縦走-36
一夜あけると疲れはすっかりこれていました(気がした(^^)v)
今日も良い風が吹いています。頑張って歩きましょう。




2017,4,29脊振縦走-37
長野峠にもう少しで出る所で、伐採の為登山道が切られていました。
正解は奥さんが向いている方では無く、伐採道の上を並行して進めば良かった。




2017,4,29脊振縦走-38
長野峠




2017,4,29脊振縦走-39
羽金山の山頂直下は長い直登が続きます。
この岩が現れるともう少しで山頂です。ふぅ~しんどい。




2017,4,29脊振縦走-40 2017,4,29脊振縦走-41


2017,4,29脊振縦走-43
羽金山へは、正面ゲートからインターホンで職員に声を掛けて、
解除してもらいますが、今日は縦走路を進みます。




2017,4,29脊振縦走-44
ひと月前はあちこちに咲きまくっていたツクシショウジョウバカマ。こんな風になるんですね。




2017,4,29脊振縦走-45
幾つかの…




2017,4,29脊振縦走-46
ピークを黙々と越して行く。




2017,4,29脊振縦走-47
11時になりました。ここでお昼にします。食べたのはランチパックです。
僕が2個半、奥さんは1個半。
それにしても変わった石です。スパッと三つに割れ、中から木が出てきています。




2017,4,29脊振縦走-48
羽金山からここ荒川峠までが長いし、長く感じます。
また、皆さんが云われるように道迷いしそうな所が2,3か所ありました。
ここも夜道は避けたいところです。




2017,4,29脊振縦走-49
子どもの頃、家の周りのワラビを摘んでは
小遣い稼ぎをしていたなぁ。




2017,4,29脊振縦走-50
女岳では数名のハイカーに出会いました。休まず進みました。




2017,4,29脊振縦走-51
残るはあと二つ。向こうに見えている浮嶽と、十坊山を登れば
この長く辛い山行から解放されます。




2017,4,29脊振縦走-52
…岩と睨めっこかい(ーー;)




2017,4,29脊振縦走-53
ふ~ようやく浮嶽です。
小休止を入れ何か腹に入れようと思うのですが、食欲が無い。
奥さんを見ると魚肉ソーセージを喰っている。いつもと逆パターンだ。
旨いから食ってみろと云うのでいやいや口にしたが、意外とすんなり入った。




2017,4,29脊振縦走-54
浮嶽の下りはこのように落ち葉でつるつる滑って歩きにくかった。
疲れた下半身にはかなりこたえた。




2017,4,29脊振縦走-55 2017,4,29脊振縦走-56





2017,4,29脊振縦走-58
白木峠を通過。最後の山十坊山に登ります。
登山口には表記が二つありました。『十坊山』と『十防山』




2017,4,29脊振縦走-59
やりました十坊山の山頂です。
まめな奥さんすかさず時間をメモ。




2017,4,29脊振縦走-60
浮嶽を見ながら中村集落に向かいます。
頭の中はまむしの湯でいっぱいです。
あ~早く浸かりたい。




              2017,4,29脊振縦走-61

本当に歩けるか心配だった脊振縦走ですが、

奥さんの下見や、情報収集のおかげで歩くことが出来ました。感謝です。

アクシデントも何度かあり、めげそうになる事もありましたが…良かった。歩けました。

時間にして約28時間(避難小屋除く)。70キロ完歩です。やりました\(^o^)/
スポンサーサイト
[ 2017/05/02 23:11 ] 佐賀県の山 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://reoen.blog.fc2.com/tb.php/350-923e7173