2017,8,12~15表銀座縦走 1日目中房温泉登山口~大天井ヒュッテ

今年もまた夏休みを利用して北アルプスに行ってきました。

今年のコース設定は、例年と違い一部は最初から決まっていた。

昨年夏、西穂~奥穂~槍~上高地と周回する予定だったが、

奥さんが穂高岳山荘に到着する直前に転落してしまい、

左手の薬指、小指の骨折、左ふくらはぎ肉離れと云う事態が起こってしまった為、

残念ながら翌日ザイテングラート経由で下山した経緯がある。


そこで今年は、未踏の涸沢岳から北穂高岳を経て、

大キレットから槍ヶ岳を結ぶコースを設定してみたところ、

何とこれがいわゆる表銀座縦走コースと云うものだった。

          2017,7,23由布岳-2
                       2016年8月。ジャンダルムは越えたが…



燕岳登山口がある中房温泉へは、穂高駅からバスで移動した。

このバスはシーズン中のみ運行していて、料金は1700円。1時間程の乗車となる。


2017,8,12燕岳-1
標高1455mの中房・燕岳登山口です。身支度をし、登山届を出した。


このコースは歩き始めから結構な急登が続く。

九十九折りになっている道で、奥さんは前の人をどんどん抜いて行く。

僕も必死について行くが、第1ベンチに着く頃にはシャツは汗でまみれていた。

第1ベンチには20m程下ったところに水場があり、僕らも有難く頂戴した。

荷揚げのケーブルの下をくぐり、第2ベンチを過ぎると道は少し緩やかになった。

第3ベンチからは北アルプス3大急登になるらしいのだが、

ちょくちょく登る宗像の孔大寺山に比べれば、それ程とは思わなかった。

富士山が見えると云う富士見ベンチは、ガスで何も見えなかったので通過した。


2017,8,12燕岳-2
合戦小屋に着きました。小屋名物のスイカ(800円)を買う奥さん。


登る前は、スイカは喰わんと云っていた僕ももちろん頂いた(*^_^*)

塩を振ってもらい一口かみつくと、甘さが口中に広がった。

登ってきた疲労感を加味しなくても、今まで喰ったスイカの中で一番旨かった。

奥さんも同意見で、あっという間に二人ともたいらげた。


2017,8,12燕岳-3
ここではほとんどの人がスイカを喰っていた。
後方に見えるのが荷揚げ用のケーブルです。



2017,8,12燕岳-4
道は灌木帯に入り、ゆるやかになって来ました。
燕山荘へはもう少し歩きます。



2017,8,12燕岳-5
燕山荘のテン場がようやく見えてきました。



2017,8,12燕岳-6
北アルプスの中でも人気No,1と云われる燕山荘です。リピーターも絶えないとか。



2017,8,12燕岳-7
アルプスの女王と呼ばれる燕岳に、僕らもザックを置き行ってみます。
霧が晴れ、美しい山容が見えます。白い花崗岩砂礫が印象的で、
5年前に登った甲斐駒ケ岳を思い出してしまいます。



2017,8,12燕岳-8
砂礫に適しているのでしょうか、道中はコマクサが咲き乱れていました。



2017,8,12燕岳-9
しかし残念ながら、満開の時期はもう少し前だったようです。



2017,8,12燕岳-10
花崗岩が作り出す造形の妙、イルカ岩。



2017,8,12燕岳-11
メガネ岩の横を通過すると山頂はもうすぐだ。



               2017,8,12燕岳-33
               10時18分、日本200名山、標高2762,9mの燕岳に登頂。



2017,8,12燕岳-13
眺望はな無さそうだし、先もまだまだあるので、北燕岳へは行かず燕山荘に引き返しました。




僕らがすぐ近くにいるのに、軽快する様子は全くありませんでした。
この鳥(イワヒバリ)に限らず、北アルプスでは人慣れしている傾向があるようです。


2017,8,12燕岳-14
小休止を入れてからザックを担ぎ、次の目的地大天井岳へと南下して行きます。



2017,8,12燕岳-15
燕山荘を出て40分くらい進むと奇岩が現れた。もしかしてこれが蛙岩(げえろいわ)か?



2017,8,12燕岳-16
間違い無く蛙岩のようだが、ン~これ蛙に見えるか?
燕山荘のご主人も判断が難しいと云っておられる。



2017,8,12燕岳-17
彼らには辛く苦しい時間の方が多いのだろうが、
ひとつの文句も云わず、じっと耐えているのだ。



2017,8,12燕岳-32
黙々と歩いていると何かがこちらを見ている気配を感じた。



2017,8,12燕岳-31
                           ホシガラス(帰宅後調べ)だった。



2017,8,12燕岳-18
切通岩を通過して行く奥さん。これを降りたところが鞍部になっていて、
登り返す脇に喜作レリーフがある。



2017,8,12燕岳-19
鞍部からの登り返し、ガスがまた濃くなってきた。



2017,8,12燕岳-20
危うく見落とすところだった喜作レリーフ。


喜作新道と名が付いているので、恐らくここの道を開いた人物なのだろうが、

全く知らなかったので帰宅後少し調べてみると…

小林 喜作 【こばやし きさく】 1875年から1923年 安曇野市穂高(牧)生まれ。
17歳で猟を始め、同年同郷の先輩であった為右衛門に案内され槍ヶ岳の山頂に立つ。
この後北アルプス付近をくまなく歩きガイドとして活躍。当時4、5日かかっていた中房温泉から
槍ヶ岳の縦走路をわずか1日で行くことができる新ルート「喜作新道」を開拓。
…とありました。



2017,8,12燕岳-21
槍ヶ岳、大天井岳の分岐です。


写真中ほどを真っすぐ(槍ヶ岳側)行けば、今日の宿泊地大天井ヒュッテまで40分で行けるのだが、

僕達は大天井岳の山頂を踏む予定なので左の坂道に入って行った。

…が、これが想像以上に厳しい道だった(ーー;)


2017,8,12燕岳-23
一見それほどきつい坂道には見えなかったが、いざ歩くとこれがしんどいのなんの。
大天荘への標識は400mから現れます。


2017,8,12燕岳-24
小さな1cm位のとても綺麗な虫でした。名前はただいま検索中です。
色はタマムシっぽいですが、形は全く違います。



2017,8,12燕岳-25
大天荘にザックを置いて約10分。本日2座めの200名山大天井岳(おてんしょうだけ)
晴れていればここも素晴らしい景色を楽しめるのでしょうが、残念でした。



2017,8,12燕岳-26
大天荘に戻り、縦走路上にある大天井ヒュッテに向かうのですが、



2017,8,12燕岳-27
大天井岳は人気が無いのか、はたまた天気のせいなのか、登山者はほとんどいませんでした。



2017,8,12燕岳-28
昭文社の地図(2012年版)には大天井ヒュッテまで30分とありますが、
実際は50分近くかかってしまいました。



2017,8,12燕岳-29
珍しくこの道を上って来る人がいた。僕達より少しだけ先輩のように思われた。
向こうもこっちもよれよれだった。互いに励まし合いお別れした。



2017,8,12燕岳-30
牛首展望台への鞍部に建てられている大天井ヒュッテがようやく、ようや~く見えてきました。
表銀座縦走の1日目は結構ハードなものでした。頭の中はビール(絶対500ml!)の事しかありませんでした。


小屋に入り受付をすると、ラッキーなことに布団はひとり1枚なのだと云う。

何でも、悪天候予報でキャンセルが相次いだのだそうだ。

部屋は6人部屋で、3組の夫婦にあてがわれていた。

ひと組は埼玉から来られていた方で、僕達と同じ中房温泉からだった。

ガスッていたので大天井岳はパスしたそうだ。

ほんと、行かなくてよかったですよー。

と奥さん。よっぽどきつかったみたいです(^^)v

もうひと組は、新穂高側から来られていた40代のご夫婦。

100名山を気付けば10年くらいでやっつけていたそうで、千葉からの方だった。

皆さん気さくな方々で、外では寡黙な僕も珍しく饒舌になっていた。

明日は槍ヶ岳まで進む予定です。ひとり1枚の布団は本当にありがたい。
スポンサーサイト
[ 2017/08/17 07:11 ] 北アルプス | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://reoen.blog.fc2.com/tb.php/362-5eff2d57