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2018,6,16~17南阿蘇外輪山縦走

随分以前の事だが、近隣の山ばかりしか登っていなかった頃、

脚を伸ばし九重に行ってみようと言うことになり、山と高原地図を買った。

九重山群もそこそこ、裏を返すと阿蘇の全体図だった。

へ~外輪山歩けるんか?凄いな。いつか俺もこんなとこ歩けるようになるんだろうか?


新鮮な驚きがあったのを今もはっきりと覚えている。

2018,6,16,17阿蘇外輪山-1

今回は水場(復興の水)に水がある事を信じて、久々にテン泊縦走を計画した。

朝6時前に、高森観光交流センターに向けて家を出る。

心配していた国道57号線は、長陽大橋ルートが開通していたので、タイムロスはほとんど無かった。

しかし、阿蘇大橋周辺の山々は想像以上に悲惨だった。

山の至る所で崩壊しており、赤い地肌をさらしていた。

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ほぼ予定通り高森観光交流センターに着いた。


8時30分の快速たかもり号に乗り込み、萌の里・俵山登山口へ向かった。

バスに乗ってすぐに奥さんから「ストック持ってきたよね?」

・・・忘れた…

奥さん飽きれてものも言えない様子だったが、僕に自分のストックを1本貸してくれた。

脚に不安があることに加え、今日は16kgの荷物。なんて日だ!

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俵山交流館萌の里を遅めの9時26分に歩きだす。今日は暑くなりそうだ。


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半袖・半ズボンの方へ カヤ・イガ・トゲ多し 二段坂キケン
二段坂とはどこにあるのか?ちょっと心配。


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ここには今日は牛はいませんでしたが、ゲートはしっかり閉じてと…


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牧草帯を抜けると、黒土の急登となり歩きにくくなってきた。
地割れ多しとあるが、これが二段坂のことか?
この後も、この案内に従って俵山を目指した。


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11時47分俵山(初)の山頂に立ちました。お昼時とあって、
広い山頂のあちこちで皆さん休んでいる(日影がほしいところだ)
ここの山頂は見晴らしが良く、阿蘇の山々が真近で見られました。


僕達も、前日スーパーで買った助六を食べた。

ここまで来て気付いた事があった。心配していた1本ストックでも、結構登れるのだ。

木の根っこを掴んで登るときなど、2本だと邪魔になる時がたまにあるが、それが無い。

推進力は望めないが、重装備のふらつきも抑えてくれるし、カメラの出し入れも容易だ。

靴ずれの治療(ワオ!今年も靴ずれじゃ)も済ませ、15分で山頂を後にした。

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地蔵峠へ向けて、また思いザックを背負い歩きだす。


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護王峠から暫く道は平たんになり、ヤマボウシやドウダンが清涼剤になってくれた。
ここでバテバテの僕は、奥さんに懇願して10分程ザックを下し、その場にしゃがみこんだ。
地蔵峠でリタイヤもありかな…



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護王峠の次の鞍部だったろうか、道は砂礫になってきた。
ここの谷から吹き上げて来る風が、最高に気持よかった。
さっき休憩したばかりなのに、また足を止めてしまった。


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砂礫の先に樹林帯が見えてきた。有難い、強い日差しを避けられそうだ。
奥さんの視線の先にはアルミ梯子が見えている。あそこを登って行くのか。


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正解でした。梯子手前の長い坂は結構しんどかった。
普段あまり使わないロープも、しっかり掴まさせてもらった。


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樹林帯を3分進んだら、一ノ峰の分岐に出た。
地蔵峠へはここを直角に曲がって行く。また下りか(-_-;)


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上の画像から10分進んだ所が冠ヶ岳の分岐だった。
展望は良いと言うが、行く気はさらさら無かった。
しかし嬉しい事に、この分岐から500mはほとんどアップダウンが無く、
日差しも遮ってくれ、僕にとっては正に地獄に仏だった。


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根子岳が良く見えるので、根子見展望所?と名付けられたところで、
奥さんお手製のサンドイッチを一つ食べた。良く冷えていてのど越しが良かった。
もちろん、根子の眺望は素晴らしかった。


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地蔵峠へは一旦舗装路(グリーンロード)に出る。
左折して、その先に右に上がる登山道がある。


この後、僕たちは今回一番の道間違いをやってしまう。

立派な祠が祀っている所が地蔵峠なのだが、そこを直進すべきところを(標識は見落としやすいかも)

左の木段(77段あるそうだ)を下ってしまい、再び舗装路に出てしまったのだ。

地図を見ればすぐに分かるのだが、思い込みとは恐ろしい。

そのまま下の駐車場へ続くショートカット路へ踏み込んでしまった。

すぐ気付いてルートに戻ったが、約400mの痛いロスをしてしまった。


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気を取り直し歩き続けること20分。ようやく大矢岳(1220m)の山頂が見えてきた。


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さらに大矢岳から25分で大矢野岳(1236m)山頂に着いた。
このすぐ先に水場があるはずなのだが…


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水場の案内がでてきたので、縦走路にザックを置き、
給水ボトルとペットボトルを手に下って行った。
有難いことに、目印もちゃんとつけられていた。
給水の塩ビパイプからは水は出ていなかったので、
下の少し落差のあるところで汲んだ。水量はかなりあり、
7,5ℓの水はあっという間に汲む事が出来た。
因みにこの水は、奥さんが5,5ℓ、僕が2ℓ、それぞれのザックに納まった、
何か問題ありますか(^^)v


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だいぶ影が長くなってきました。今日の幕営地は駒返峠になりそうです。
明日のことを考えると、もう少し先まで進みたかったのですが、ちょっと無理みたいです。


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午後6時40分、駒返峠到着しました。日没まであまり時間がありません。
急いでテントを立て、晩御飯の準備をしました。
道標は、丸山キャンプ場、中松駅を指していましたが、
全く使っている形跡はありませんでした。


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今日のメインは鶏のトマト煮です。ただ今解凍中。おかげでビールもいい塩梅に冷えていました。
しかし奥さんはあまり食欲がない模様で、あまり箸が進みませんでした。
ビールを呑みきれず、ホットワインを飲んで早々にシュラフに潜り込みました。
僕もその後、焼酎のお湯割りを2杯呑んで寝ました。
台風の余波でしょうか、風音が次第に強くなっていきました。


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マグカップにやってきた小さな訪問者。


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もう1日、無事に歩けますように・・・


朝起きると、外は霧雨が降っていた。夜、何度か目を覚ました時も、

テントをたたく雨音らしきものが聞こえたのだが、雨予報は全く出ていなかったので、

強風で小枝でも飛んできているんだろうぐらいに思っていた。

テントの中で雑炊を食べ、テントを撤収し、装備を整え出発した。

ふたりとも、前日の疲労不快感はほとんど残ってなかった。


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オッシャー!今日も頑張って歩くぞー


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ガスもそのうち飛んでいくでしょう!(^^)!


2018,6,16,17阿蘇外輪山-27/a> 2018,6,16,17阿蘇外輪山-28
 雨宿り?


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標高1005mの天神峠からの上りがしんどかった。
面白半分に数えてみたら271段(たぶん多少誤差有り)
ここを登りきった所が、標高1101mの高千穂野(たかしょうや)だ。


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登れば下るのは当然なんですが、木段間の土が刳れて無くなっていて
歩きにくいことこの上なかった。木の表面は濡れてツルツルでこっちもダメ。
段数数えていたが、途中でやめてしまった。



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無線中継所がある所に展望所があった。ここで饅頭を食べながら、
根子岳に掛かっている雲の切れるのを待ったが、なかなか根子が顔を出さない。
10分も粘ったが、諦めて縦走路に戻った。


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饅頭が、予想以上に旨かった。  さてと次は清水峠か。


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・・・


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清水峠の少し手前、さっきの展望所から15分歩いてきたところで、
根子岳がギザギザ頭を見せてくれた。

清水峠でまたまた道迷い(~_~;)約5分のロス。


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清水峠からは、踏み跡が薄かった。ほとんど人は通っていないようだった。
また道迷いしないよう慎重に進んで行った。


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はたしてこの道は正しいのか?


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正規の登山道は標識の前だろうが、今は藪になっていて通る事は出来ない。
きょろきょろしながら農道を進む。


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長谷峠を9時50分に通過し、ここ崩土峠には10時28分に着いた。


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ピーク917を下っちょりもす。下からん吹き上げて来る風ん、超気持ちのよか~。
ここからの後半は、主に牧草地を歩くことになる。
気温は高いが、台風の余波で快適に歩くことが出来た。


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ん?何か見たことがある山です。地図を出し、コンパスで方向を確認すると、
やっぱり祖母山でした。九重からよりずっと近くに感じました。





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奥さんゴールが近くなってきたので少しハイになっているようです。
しかしこの後も、不明瞭な道に何度も足を止めた。


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これが最後から2番目のゲートです。ゲート脇の山アジサイが綺麗でした。


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そしてこれが最後のゲート。ここは開けずに、脇を通って行きます。
やりました!黒岩峠到着です。正面には清栄山が見えています。
往復30分で行けるようですが、そんな気力も体力も残っていません。


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良い形の清栄山です。山頂空の眺めは素晴らしいようです。
この画像からは、分かりづらいのですが、この山も一部崩壊していました。


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てくてく高森駅まで、約1時間かけて舗装路を下って行きます。


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高森殿の杉周辺の様子。観光客が結構いました。


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南阿蘇外輪山縦走は想像以上にタフなコースだった。

最初に登った俵山が標高1094,9m。そして、最後の黒岩峠の目の前にある清栄山が1006,3m

なんて楽なコースと思いきや、この間を、それこそ無数のアップダウンが待ち受けている。

季節にもよるだろうが、個人の印象としては、祖母~傾の一泊縦走よりハードか?(危険個所は無い)

温泉(阿蘇白水温泉瑠璃)に浸かり足の踵を見ると、両足とも水ぶくれが出来ていた。

革の靴は年に1、2度しか履くことが無いので、もう少し履きならす必要がありそうだ。

しかし、収穫もあった。僕がストックを忘れたため、奥さんのを1本ずつ使ったが、

2本使いと変わらないくらい重装備のサポートをしてくれた。本当に意外だった。
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[ 2018/06/25 07:04 ] 熊本県の山 | TB(0) | CM(0)

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