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中央アルプス縦走3日目(木曽殿山荘~東側岳~熊沢岳~檜尾岳~宝剣岳~木曽駒ケ岳)

3日目は今回一番の長丁場となる。休憩を含めると11時間近くにもなる。

そして時間だけでなく、中央アルプスの凄さを嫌でも肌で感じさせられる一日となった。

2019,8,13,木曽駒ケ岳-1
木曽殿山荘の御主人によると、天気は午前中は問題ないとのこと。
5時半過ぎに歩き始めた。なるほど天気は良さそうだ。


2019,8,13,木曽駒ケ岳-3
小屋を出ていきなりの急登を30分ほど登ると東川岳に着いた。
御嶽山がいきなり現れ、北に目を伸ばすと乗鞍岳も見えた。
この山域はどのピークも眺望が素晴らしい。

だが、それにしても人が少ない。

朝食の時、山小屋の御主人が登山道の注意点を説明してくれたが、

何れも駒ヶ根側に下る話ばかりで、縦走路については何の説明も無かった。

なるほどそう云うことか…

つまりここから北上していく登山者はほぼ皆無だと云うことのようだ。

そう云えば昨晩同じ福岡から来られた御兄弟が云っていた。

「今日は水3ℓ以上飲んでしまいました。いやぁ~中央アルプス舐めていました」

彼らは下り道、僕らは登り道。先が思いやられた。

2019,8,13,木曽駒ケ岳-4
東川岳から熊沢岳に向かう。ここも幾つか小ピークを越えなければならない。
幸いなのは稜線の西側にルートがあるので、直射日光は避けられた。


2019,8,13,木曽駒ケ岳-5
おなじみになった南アルプスの山々。



2019,8,13,木曽駒ケ岳-6
行く手を岩に阻まれ、



2019,8,13,木曽駒ケ岳-7
ハイマツに阻まれ。



2019,8,13,木曽駒ケ岳-8
どうにかこうにか、



2019,8,13,木曽駒ケ岳-9
熊沢岳に辿りついた。ここでザックを下し小休止を入れた。
すでに大量の汗をかいていた。
南下してきた人が、すれ違いざま「この先岩場がありますよ」
と教えてくれた。はてどれ位の岩場だろう?



2019,8,13,木曽駒ケ岳-10
それは結構なものだった。最初はそれほどでもなかったのだが、
だんだん厳しくなったいった。写真は足場が遠く、
ロープ、クサリも無いので苦戦する奥さん。

さらにここに来て心配事が出てきた。水だ。ひとり2ℓ担いでいて、

宝剣山荘までもたせればいい(小屋で補給できる)と思っていたが、ちょっと黄色信号になってきた。

2019,8,13,木曽駒ケ岳-11
この頃僕の口からは、「中央アルプス凄いわ」が頻繁に出るようになっていた。



2019,8,13,木曽駒ケ岳-12
青かった空も、だんだんその面積が小さくなってきた。
「天気は、午前中は大丈夫です」と出発前に行っていたが、
午前中はの、が妙に気になって来た。



2019,8,13,木曽駒ケ岳-13
檜尾岳に着いた。先客が一人いたが木曽駒側から来た人だった。
ザックを下し休んでいると、カップルがこれまた木曽駒側から登って来た。

ここまでほぼ予定通りに来ていたが、水と天気が気になる。先を急ぐ。

しかしここで僕は痛恨のコースミスを犯してしまった。

地図をきちんと理解していれば、縦走路は稜線の西に付けられているのが分かる。

それを僕達は、檜尾避難小屋に続く縦走路の東側の道に入ってしまった。

小屋の分岐から北上する踏み跡があったので、躊躇なく踏み込んで行った。

2019,8,13,木曽駒ケ岳-14
最初は、凄い道だねーなどと軽口を叩いていたが、完全なヤブ漕ぎになって来た。


GPSを見てやっと尾根の東に道は無いと気付いた。僅かな距離なので

強引に尾根を越そうとしたが藪が深く出来なかった。仕方なく引き返していると、

藪の中から電子音が鳴った。こわごわ近づくとスマホだった。

拾い上げて見るとヤマップの地図が表示されていた。

すぐ近くには、オピネルのナイフも見つかった。ここにさっきまで僕たちと同じように

迷路にはまった人物がいたのだ。下山後警察に届けようとザックに収めたのだが、

結果としては、その間いろいろあったが(母親とも連絡が付いたり)

本人は山中の事であり、とても出て来る事は無いだろうと、既に新しいスマホに替えていた。

2019,8,13,木曽駒ケ岳-15
檜尾山頂まで戻らず、強引に尾根を越したら笑ってしまった。
目の前には尾根伝いに綺麗なルートが続いていた。
ルートに戻ると猿が現れた。北アルプスでは時々みかける事はあったが、
ここのは凄い数だった。ざっと数えて40~50匹はいたかと思う。



2019,8,13,木曽駒ケ岳-16
正に猿の群れだった。可愛い子猿が何匹もお母さんの背中にくっついていた。



2019,8,13,木曽駒ケ岳-17
登山道には彼らの落し物もいっぱいあった(ーー;)



   2019,8,13,木曽駒ケ岳-18     2019,8,13,木曽駒ケ岳-19


2019,8,13,木曽駒ケ岳-20
え~と次は何だ?濁沢大峰か、似たような道の連続で何かよ~分からんようになってきた。



2019,8,13,木曽駒ケ岳-21
体力がどんどん消耗されて行く。



2019,8,13,木曽駒ケ岳-22
また登るんか(ーー;)



2019,8,13,木曽駒ケ岳-23
花崗岩の奇形にもあまり目がいかなくなってきた。



2019,8,13,木曽駒ケ岳-24
こんな山行で一番怖いのは集中力が途切れることだ。



2019,8,13,木曽駒ケ岳-25
濁沢大峰でもザックを下した。谷からの涼風が息を吹き返してくれる。
奥さんなどは「神様ありがとうございます」何か行っている。
でも本当にそんな感じなのだ。



2019,8,13,木曽駒ケ岳-26
さっきから左側に大きな山が見えている。
GPSで確認したら三ノ沢岳だった。
花も多く、いい山のようだが登山客は少ないと云う。



2019,8,13,木曽駒ケ岳-27
島田娘も遠い…何が娘じゃ!意地悪ばあさんにしか見えんど!



2019,8,13,木曽駒ケ岳-28
チョウノスケソウ(開花後)


2019,8,13,木曽駒ケ岳-29
島田娘への最後の登り。これを超えると…



2019,8,13,木曽駒ケ岳-30
やっと島田娘に着いた。ここからは道はうって変わりなだらかとなっている。
三ノ沢岳の分岐標識も確認できる。
しかし今日の難関宝剣岳がこの先には待っている。



2019,8,13,木曽駒ケ岳-31
宝剣岳か、思ったより小振りだな。



2019,8,13,木曽駒ケ岳-32
ヘルメットを被り、声を掛けながら慎重に宝剣岳に取りついた。
ここでは僕が先を行っているので、上りの画像です。



2019,8,13,木曽駒ケ岳-33
下って



2019,8,13,木曽駒ケ岳-34
上って



2019,8,13,木曽駒ケ岳-35
また下る



2019,8,13,木曽駒ケ岳-36
眼下にはしらび平駅のある千畳敷カールが広がる。
盛んにロープウェイの搭乗アナウンスが聞こえる。



2019,8,13,木曽駒ケ岳-37
ちょっと余裕(~_~;)



2019,8,14,上松Aコース-10
宝剣岳山頂。ヤッホー!


2019,8,13,木曽駒ケ岳-38
下りにかかります。渋滞も無く、ってか誰も来ない。
でも慎重に、慎重に。



2019,8,13,木曽駒ケ岳-39
ようやく宝剣山荘に着いた。遅ればせながらの昼ご飯を食べようと小屋に入ったが、
お昼の営業時間の2時30分を過ぎていたので、仕方なくコーラを一本ずつ買った。
実は二人とも疲れていてこれで十分だった。


小屋を出てコーラを飲んでいると、心配していた雨が降って来た。

すわ、初日の再来かと早々にカッパを着込み、コーラもそこそこに中武に向かった。


2019,8,13,木曽駒ケ岳-40
雨で視界も悪く、時間も遅いので中岳は巻くことにしたが、
ここも笑ってしまうくらい結構な岩場だった。



2019,8,13,木曽駒ケ岳-42
木曽駒ケ岳の分岐に来た時にはもう雨も上がっていたが、
眺望はどうだろう?さっきから雲が掛かったり切れたりを繰り返している。



2019,8,13,木曽駒ケ岳-43
木曽駒ケ岳山頂に着いたが、残念ながら眺めは無かった。
山頂は広く、晴れていれば素晴らしい景色が飛び込んできただろうに・・・
雲が切れそうにないので宿泊地の玉乃窪山荘に向かうことにする。



2019,8,13,木曽駒ケ岳-44
頂上木曽小屋



2019,8,13,木曽駒ケ岳-45
やっと、やっと、やっと今日の宿泊地玉ノ越山荘に辿りついた。

小屋には午後4時をかなり回って着いたが、先客は無く僕達二人だけだった。

500円でシャワーがあるので(奥さん下調べ済)躊躇なく入った。

デオドラントシートごときでは落ちない俺の俺の、汚い、臭い匂いが

排水溝に流れていく。ウオーッ!!!気持ちいい!!!

おまけにドライヤーもあるこれは女性に嬉しいところだ。


シャワーを出ると外は猛烈な雨が降っていた。

暫くして雨は上がったものの、凄まじい風は一晩中吹き荒れていた。

明日下山できるんかなぁなどと思いつつ布団に入った。


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[ 2019/08/19 07:09 ] 中央アルプス | TB(0) | CM(0)

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